餅つき大会

12月の手作りおやつは恒例の餅つき大会です。

この日の厨房の職員は前日から石臼や杵、蒸し器を準備して
朝からもち米を洗って蒸す作業が通常の食事の調理と同時進行になり大忙しです。

その働きがあって無事、今年もお餅つきができました。

お正月前にお餅つきをする由来は
新年の神様である歳神様(としがみさま)をお迎えするためにお餅を供えて
「今年1年が幸せでありますように」とお祈りするためのものだそうです。

今はお正月にもお餅を食べないというお家もあるそうですが、
ホンの50年程昔はどの家でもお正月前にお餅つきをして
子供たちは三が日に食べたお餅の数を競っていたものでした。

だからでしょうか
どの利用者様もこのお餅つきをいつもとても楽しみにしておられます。
でも「お餅をつきたい」と思われている方全員についていただくものですから
お餅に水をどんどん足していって、いつもとっても柔らかいお餅が出来上がります。

そして大変残念な事なのですが……誤嚥の危険性がとても高いため
利用者様のほとんどの方にこのつきたてのお餅を

召し上がっていただくことができません。

ですから皆さんには代替えのごはんと山芋を混ぜてつぶして作ったソフト餅を
ぜんざいに入れて召し上がっていただきました。

それでも少しでもお餅つきの楽しい気分を味わっていただけたなら

私たち職員もとてもうれしく思います。

 

そして……とても柔らかいお餅は職員が持ち帰っておいしくいただきました。

ありがとうございました!

2019年12月11日