感染症対策「次亜塩素酸水」の活用

★2020年5月31日追記

 

5月29日付けNHKニュースサイトの記事
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200529/k10012450841000.html

NITE(製品評価技術基盤機構)は新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている「次亜塩素酸水」について、現時点では有効性は確認されていないとする中間結果を公表を、
また、
WHO「消毒剤の人体への噴霧は推奨しない」と公表
との報道が流れていましたが、現在、広く歯科医院等でもうがい水として使用していたり安全性は広く認められています。
清寿園では安全とされる濃度をしっかりと守り運用を続けていきます。

※NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)発表資料(新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会事務局)
https://www.nite.go.jp/data/000109500.pdf


以下は清寿園が「次亜塩素酸水」を使用する根拠としている資料です。

※一般財団法人 機能水研究振興財団「機能水とは」
http://www.fwf.or.jp/kinousui.html

※厚生労働省の下記の資料も参考にしています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002wy32-att/2r9852000002wybg.pdf#search='%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E6%B0%B4'

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/08/dl/s0819-8k.pdf?fbclid=IwAR3itXS5-nAZE7j5bfGL5bVFdZA-K95Qs5_-HllWfW7X1-91kwDW442k9RE

 

ここからはは5月24日更新の元の記事です

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清寿園では、感染症対策として様々な取り組みをしています。
その中の一つとして「次亜塩素酸水」の活用があります。
※「次亜塩素酸ナトリウム」とは別のものです。

コロナ感染症対策として最近注目を集めている「次亜塩素酸水」ですが、清寿園では5年ほど前から活用しています。
5年前は、200ppm20ℓ入りの液体(1万円程度)を購入したり、水に溶かして使う粉末のものを利用していましたが、昨年からは「ミニクローラ」という器械を使い、用途に応じて様々な濃度の「次亜塩素酸水」を作っています。
http://www.tristar-jp.com/product/mini-chlorer.html

普段は濃度200ppmの「次亜塩素酸水」を食塩(小さじ2杯程度)と水道水(7ℓ)で1時間かけて生成していますが、食塩の量と時間の調整で1000ppmの高濃度の液体も生成する事も可能です。

200ppmの「次亜塩素酸水」は遮光したタンクに入れて、各部署で等分の水道水で100ppmに薄めてテーブル等のふき掃除に使用したり、4倍に薄めて(50ppm)超音波加湿器で噴霧することで施設内の衛生環境を整えています。
噴霧場所は主に、廊下、食堂、玄関、会議室など、多くの人が集まる場所です。

アルコールや逆性石鹸では効果がないと言われているノロウイルスや、今回のCOVID(コビット)-19(新型コロナウィルス)や新型インフルエンザウイルスにも効果認められ、O-157や大腸菌などの食中毒菌、病原性細菌、カビ菌などあらゆる菌に対して有効と言われています。(次亜塩素酸は耐性菌が今まで一度も検出されていないそうです)

また、食品添加物であるため、野菜、果物、食材の洗浄・除菌にも一般に使われている等、赤ちゃんが口に入れても大丈夫なほど安全性が高く、紫外線や揮発などに気を付ければ約1カ月程度は効果が持続し、保存も可能です。

3月末から消毒用アルコールが非常に手に入りにくくなり、注文をしてもいつ入荷するかがわからない、という状態が未だに続いていますが、幸いな事に様々なご支援をいただき、手指消毒用のアルコールは確保できています。
しかし、貴重なアルコールを施設内の隅々にまで使用する事は現実的ではなく、「次亜塩素酸水」は大変役立っています。

市販では50ppmで400ml程度のものが1,000円程度で売られている「次亜塩素酸水」ですが、清寿園では食塩と水道水で原価がほぼ無いに等しいようなコストで生成できるため、施設職員や訪問事業所の職員も自宅に持ち帰り衛生管理に活用をしています。

2020年05月24日